鏡遊び
プロローグ
「ねえ!返事してよ!麻己!美希!」

真っ暗な廊下の真ん中で、私は2人の名前を呼ぶ。

返事が返ってくることはなく、ただ虚しく私の泣き声が響いていた。

こんなことしなきゃ良かった。

あの時ハッキリと言っておけば良かった。

こんなの逃げ切れるはずないよ...。


助けて...。

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