鏡遊び
第3章
「なーな...はーち...」

「ねえ、まずいよ...このままじゃ...」

「きゅーう...」

麻己は赤い水の入ったペットボトルを開けて、鏡にかける。

かかった鏡はたちまち真っ赤に染まった。

『今から鏡遊びを始めるよ。私に捕まっちゃ駄目だからね』

どこからか少女のような声が聞こえてきた。

「どうしよう美希!」

「わかんないよ!まさか本当になるなんて思ってなかったし...」
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