鏡遊び
『泣いても真っ暗...叫んでも真っ暗...鏡の中は退屈だった...。』

いつの間にか目の前には私と同じ年ぐらいの女性が立っていた。

身体中が真っ赤な女性が。

足が一本なくて、片足で立っている。

「誰...⁉︎」

『名前...なんだったっけ...?わかるのは私は7人目の鬼だってことだけ。』

「鬼...?」

女の人は私に軽く一回タッチすると、ニコッと笑った。

『やっと私の鬼は終わった...頑張ってね、8番目さん♪』

そう言うと鏡から抜け出して行ってしまった。

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