ねぇ、好き?
次の日の夜――…
崇から電話が。
「昨日、ごめんな。電話に出られなくて。あの時、まだ仕事中でさ……。終わったのも遅かったから、電話出来なかったんだ」
「……へぇ、そっか……」
私はそれしか言えなかった。
だって、崇は嘘を吐いている。
本当にわかりやすい嘘……
仕事で遅くなって、電話が出来なかった時。
いつもなら、家に帰った時に“ただいま”とメールをくれる。
いくら遅い時間になったとしても、メールだけはしてくれていた。
だけど、昨日、崇からのメールは一件もなかった。
やっぱり、昨日、見たのは崇だったんだ……
信じたくなかった。
気のせいだと思いたかった。
だけど、今の崇の言葉で
“あれは、見間違いじゃない”
そう確信した。
崇から電話が。
「昨日、ごめんな。電話に出られなくて。あの時、まだ仕事中でさ……。終わったのも遅かったから、電話出来なかったんだ」
「……へぇ、そっか……」
私はそれしか言えなかった。
だって、崇は嘘を吐いている。
本当にわかりやすい嘘……
仕事で遅くなって、電話が出来なかった時。
いつもなら、家に帰った時に“ただいま”とメールをくれる。
いくら遅い時間になったとしても、メールだけはしてくれていた。
だけど、昨日、崇からのメールは一件もなかった。
やっぱり、昨日、見たのは崇だったんだ……
信じたくなかった。
気のせいだと思いたかった。
だけど、今の崇の言葉で
“あれは、見間違いじゃない”
そう確信した。