カリスマ社長に求婚されました
裏の事情とは関係なく、パーティーは大成功をおさめた。
奈子さんのウエディングドレスも好評でいい宣伝になったみたいだし、新作ジュエリーはゲスト全員からの受注をもらっている。
みんなが上機嫌で終えたパーティーの後片付けをしていると、彩子さんが声をかけてきた。
「茉奈ちゃんってば、ひとりでこの部屋の片付けをしてたの?」
笑顔を向ける彩子さんは、私に気を遣っているように見える。
私もそんな彼女に苦笑いを返しながら頷いた。
「会場は片付け終わってますから、あとはスタッフルームかなって。みなさん、ご挨拶やら会社に戻る人もいるやらで忙しいので」
と言ったけど、半分はウソだ。
優一さんに叱られた自己嫌悪が後を引いていて、ひとりで作業をしたかった。
「そっか。じゃあ、私も手伝うわ。さっき優一が、茉奈ちゃんのことを気にしてたから、早く終わらせて戻りましょう」
「はい……」
せっかくパーティーは成功したのだし、明るい雰囲気を壊さないようにしないと……。
奈子さんのウエディングドレスも好評でいい宣伝になったみたいだし、新作ジュエリーはゲスト全員からの受注をもらっている。
みんなが上機嫌で終えたパーティーの後片付けをしていると、彩子さんが声をかけてきた。
「茉奈ちゃんってば、ひとりでこの部屋の片付けをしてたの?」
笑顔を向ける彩子さんは、私に気を遣っているように見える。
私もそんな彼女に苦笑いを返しながら頷いた。
「会場は片付け終わってますから、あとはスタッフルームかなって。みなさん、ご挨拶やら会社に戻る人もいるやらで忙しいので」
と言ったけど、半分はウソだ。
優一さんに叱られた自己嫌悪が後を引いていて、ひとりで作業をしたかった。
「そっか。じゃあ、私も手伝うわ。さっき優一が、茉奈ちゃんのことを気にしてたから、早く終わらせて戻りましょう」
「はい……」
せっかくパーティーは成功したのだし、明るい雰囲気を壊さないようにしないと……。