カリスマ社長に求婚されました
「お待たせ茉奈ちゃん。行こうか」
十五分ほど経って相良さんは帰ってくると、助手席のドアを開けてくれた。
「はい……。でも、私なんかが行って大丈夫でしょうか? いくらなんでも、カジュアル過ぎる格好に思えて」
「大丈夫だよ。ちゃんと、ドレスがあるから」
「え? どういうことですか?」
私の質問に相良さんは答えず、ただニコリとして手を握ると、歩き始めた。
そんな彼につられるまま、入口で警備員らしき人のチェックを受ける。
まるで愛想もなく、むしろ威圧感のある警備員がふたりで、招待状の確認をしていた。
雰囲気が物々しく、怖じ気づいてしまった私に
気づいた相良さんが、そっと肩を抱いて耳元で囁いてくれた。
「大丈夫だよ、茉奈ちゃん。オレが絶対に側にいるから」
「はい……」
まるでその言葉が魔法みたいに、私から緊張をスッと取り除いてくれる。
そして肩から感じる彼の温もりが、いっそう私に安心感を与えてくれていた……。
十五分ほど経って相良さんは帰ってくると、助手席のドアを開けてくれた。
「はい……。でも、私なんかが行って大丈夫でしょうか? いくらなんでも、カジュアル過ぎる格好に思えて」
「大丈夫だよ。ちゃんと、ドレスがあるから」
「え? どういうことですか?」
私の質問に相良さんは答えず、ただニコリとして手を握ると、歩き始めた。
そんな彼につられるまま、入口で警備員らしき人のチェックを受ける。
まるで愛想もなく、むしろ威圧感のある警備員がふたりで、招待状の確認をしていた。
雰囲気が物々しく、怖じ気づいてしまった私に
気づいた相良さんが、そっと肩を抱いて耳元で囁いてくれた。
「大丈夫だよ、茉奈ちゃん。オレが絶対に側にいるから」
「はい……」
まるでその言葉が魔法みたいに、私から緊張をスッと取り除いてくれる。
そして肩から感じる彼の温もりが、いっそう私に安心感を与えてくれていた……。