カリスマ社長に求婚されました
船内は赤い絨毯で敷き詰められていて、天井には大きなシャンデリアが吊るされている。
BGMにはクラシック音楽が流れていて、優雅な雰囲気を演出していた。
入ってすぐ正面に見える金色に輝く手すりの階段を上がった先には、廊下伝いに個室が並んでいる。
初めて見る豪華客船の内部に呆気にとられていると、相良さんが説明してくれた。
この船は、普段は世界旅行にまわっているけれど、クリスマスのこの時期だけ、パーティー用として使われるらしい。
長期の旅行用としての船だから個室があり、バスルームも一部屋ごとに完備されていると教えてもらった。
他には、バーカウンターやプール、レストランにシアターがあるということだった。
客室は二階から五階までで、約二千人が泊まれるとか。
その規模の大きさにア然としてしまったのに、相良さんは涼しい顔で説明してくれるのだから、彼はいったい何者なのだろうと不思議になる。
「茉奈ちゃん、ここが着替え用の部屋だよ。ドレスのレンタルができるから」
階段を上がって最初のドアをノックすると、私の肩を抱いたまま部屋へ入った。
そこには、ラックにドレスがたくさん掛けてあり、シャンデリアで照らされている。
室内はラベンダーの香りがほのかにして、海が見える窓際には、ベージュの二人掛けソファーが置かれていた。
BGMにはクラシック音楽が流れていて、優雅な雰囲気を演出していた。
入ってすぐ正面に見える金色に輝く手すりの階段を上がった先には、廊下伝いに個室が並んでいる。
初めて見る豪華客船の内部に呆気にとられていると、相良さんが説明してくれた。
この船は、普段は世界旅行にまわっているけれど、クリスマスのこの時期だけ、パーティー用として使われるらしい。
長期の旅行用としての船だから個室があり、バスルームも一部屋ごとに完備されていると教えてもらった。
他には、バーカウンターやプール、レストランにシアターがあるということだった。
客室は二階から五階までで、約二千人が泊まれるとか。
その規模の大きさにア然としてしまったのに、相良さんは涼しい顔で説明してくれるのだから、彼はいったい何者なのだろうと不思議になる。
「茉奈ちゃん、ここが着替え用の部屋だよ。ドレスのレンタルができるから」
階段を上がって最初のドアをノックすると、私の肩を抱いたまま部屋へ入った。
そこには、ラックにドレスがたくさん掛けてあり、シャンデリアで照らされている。
室内はラベンダーの香りがほのかにして、海が見える窓際には、ベージュの二人掛けソファーが置かれていた。