カリスマ社長に求婚されました
「ジュエリーが放つ感覚?」
抽象的すぎて分かりづらく、言葉を返すことしかできない。
「ああ。毎回、ジュエリーにもコンセプトはある。だけどそれは、たとえば夏の爽やかさとか、そういうイメージだ。でもすべての作品に、ellの由来がこめられている」
「永遠の愛……?」
と聞くと、優一さんはパッと顔を明るくした。
「ああ、そうなんだ。言葉ではなく、感覚で永遠の愛を感じてほしい。だからあえて、文字で載せていないんだ」
私を見上げながら、優一さんは真っ直ぐ視線を向けた。
「オレにとって茉奈は、ellそのものだ」
「えっ?」
どういう意味で言ってるのだろう。
きょとんとする私の手を、優一さんは優しく取った。
「永遠の愛だよ。ellのジュエリーを手に取るすべての女性に、掴んでほしいと願ってる。だけど茉奈だけは、オレから贈りたい……」
「優一さん……」
今まで感じたことのないほどに、胸が痛いくらいに締めつけられる。
ときめきという言葉だけでは、とても表現しきれないほどに。
抽象的すぎて分かりづらく、言葉を返すことしかできない。
「ああ。毎回、ジュエリーにもコンセプトはある。だけどそれは、たとえば夏の爽やかさとか、そういうイメージだ。でもすべての作品に、ellの由来がこめられている」
「永遠の愛……?」
と聞くと、優一さんはパッと顔を明るくした。
「ああ、そうなんだ。言葉ではなく、感覚で永遠の愛を感じてほしい。だからあえて、文字で載せていないんだ」
私を見上げながら、優一さんは真っ直ぐ視線を向けた。
「オレにとって茉奈は、ellそのものだ」
「えっ?」
どういう意味で言ってるのだろう。
きょとんとする私の手を、優一さんは優しく取った。
「永遠の愛だよ。ellのジュエリーを手に取るすべての女性に、掴んでほしいと願ってる。だけど茉奈だけは、オレから贈りたい……」
「優一さん……」
今まで感じたことのないほどに、胸が痛いくらいに締めつけられる。
ときめきという言葉だけでは、とても表現しきれないほどに。