カリスマ社長に求婚されました
「いらっしゃいませ、相良様。ご予約を承っていますから、ごゆっくりとお選びください」
そう言って出迎えてくれた女性は、三十代半ばくらいの品のある優しそうな感じの人で、名前を向井さんといった。
『予約』と言っていたから、さっき駐車場で相良さんが出ていったのは、このためだったのかと、配慮に感謝の気持ちでいっぱいになる。
「ほら茉奈ちゃん、好きなの選んで」
相良さんに当たり前のように言われ、おそるおそるドレスを眺める。
色も様々で、パステルから黒色まで揃えられていた。
どれもロングドレスで、マーメイドラインのものが多い。
かなりスタイルが良くないと、とても着こなせそうにない。
これでは選びようがなくて、困ってしまった。
そんな私を、相良さんは足を組んでソファーに座り、満足そうに眺めている。
すると、それまで控えめに見守っていた向井さんが、一着のドレスを手に取り差し出してきた。
「これはいかがですか? オフホワイトのAラインドレスです」
そう言って出迎えてくれた女性は、三十代半ばくらいの品のある優しそうな感じの人で、名前を向井さんといった。
『予約』と言っていたから、さっき駐車場で相良さんが出ていったのは、このためだったのかと、配慮に感謝の気持ちでいっぱいになる。
「ほら茉奈ちゃん、好きなの選んで」
相良さんに当たり前のように言われ、おそるおそるドレスを眺める。
色も様々で、パステルから黒色まで揃えられていた。
どれもロングドレスで、マーメイドラインのものが多い。
かなりスタイルが良くないと、とても着こなせそうにない。
これでは選びようがなくて、困ってしまった。
そんな私を、相良さんは足を組んでソファーに座り、満足そうに眺めている。
すると、それまで控えめに見守っていた向井さんが、一着のドレスを手に取り差し出してきた。
「これはいかがですか? オフホワイトのAラインドレスです」