カリスマ社長に求婚されました
揺らがない想い
優一さんとの絆もより深まり、距離も一気に縮んだ気がする。
だからか、私の心は満たされていて、穏やかな日々を過ごしていた……はずなのに。
「えっ⁉︎ ジュエリーを私が持って行くの?」
以前の商談で成立した蓮士さんのジュエリーを、私が届けるよう指示された。
それも、蓮士さんの職場へだという。
「ああ。それは無理だと言ったんだが、今回は蓮士が客の立場を乱用して、ワガママを押し通してきてさ」
優一さんは渋い顔で、私にellの紙袋を渡してくれる。
小さな袋だけど、白地に金色でブランド名が記されていて、私にはこれさえも憧れだ。
「勤務中だから、あくまで仕事だ。蓮士に余計なことをされそうになったら、遠慮せずすぐに帰ってくること」
釘をさす優一さんに、私は笑顔を浮かべた。
「大丈夫よ。変な心配はしないでね」
キスをされそうになったことを思い出すと怖いけど、職場に呼ぶということは、蓮士さんは私になにかしようとは思っていないはずだ。
だからか、私の心は満たされていて、穏やかな日々を過ごしていた……はずなのに。
「えっ⁉︎ ジュエリーを私が持って行くの?」
以前の商談で成立した蓮士さんのジュエリーを、私が届けるよう指示された。
それも、蓮士さんの職場へだという。
「ああ。それは無理だと言ったんだが、今回は蓮士が客の立場を乱用して、ワガママを押し通してきてさ」
優一さんは渋い顔で、私にellの紙袋を渡してくれる。
小さな袋だけど、白地に金色でブランド名が記されていて、私にはこれさえも憧れだ。
「勤務中だから、あくまで仕事だ。蓮士に余計なことをされそうになったら、遠慮せずすぐに帰ってくること」
釘をさす優一さんに、私は笑顔を浮かべた。
「大丈夫よ。変な心配はしないでね」
キスをされそうになったことを思い出すと怖いけど、職場に呼ぶということは、蓮士さんは私になにかしようとは思っていないはずだ。