カリスマ社長に求婚されました
思えば、去年は最後に優一さんに会えなかったのが、とても寂しかったのよね。
もう一度会いたいと思いながら、テレビで偶然素顔を知って、自分とは別世界の人だと諦めた。
だけど、やっぱり心の片隅に優一さんがいて、再会して抱きしめられたときは、なにがなんだか分からなかったくらい。
それなのに、あれから一年後の同じクリスマスイプには、優一さんがこうやって恋人として私の隣にいてくれる……。
胸に熱いものが込み上げてくるのを感じながら、優一さんを見上げると、彼も私を見て微笑んでくれた。
「茉奈、お腹空いてる?」
「ううん、大丈夫。少し食べてきたし」
日中、暇を持て余して食べてばかりだったからか、全然お腹は空いてない。
「オレも。じゃあ、テラスの方へ出てみないか? イルミネーションがキレイだから」
「うん!」
優一さんにつれられて行った場所は、去年とは違って、客室の上階にある小さなテラスだった。
小さいといっても、テーブルやイスがじゅうぶんに置けれる広さがあり、海を眺めながらお茶ができそうだ。
ここにも、電飾が柵に施されていて、白と青の光輝くツリーもあり、ロマンチックな場所だった。
もう一度会いたいと思いながら、テレビで偶然素顔を知って、自分とは別世界の人だと諦めた。
だけど、やっぱり心の片隅に優一さんがいて、再会して抱きしめられたときは、なにがなんだか分からなかったくらい。
それなのに、あれから一年後の同じクリスマスイプには、優一さんがこうやって恋人として私の隣にいてくれる……。
胸に熱いものが込み上げてくるのを感じながら、優一さんを見上げると、彼も私を見て微笑んでくれた。
「茉奈、お腹空いてる?」
「ううん、大丈夫。少し食べてきたし」
日中、暇を持て余して食べてばかりだったからか、全然お腹は空いてない。
「オレも。じゃあ、テラスの方へ出てみないか? イルミネーションがキレイだから」
「うん!」
優一さんにつれられて行った場所は、去年とは違って、客室の上階にある小さなテラスだった。
小さいといっても、テーブルやイスがじゅうぶんに置けれる広さがあり、海を眺めながらお茶ができそうだ。
ここにも、電飾が柵に施されていて、白と青の光輝くツリーもあり、ロマンチックな場所だった。