カリスマ社長に求婚されました
今は、式が始まるまでの待機の時間で、私も支度を整えて座って待っているところだった。
側に付き添ってくれていた両親は、親戚に挨拶に行くと言って部屋を出たばかりだ。
「お義父さんとお義母さんが出て行かれたのが見えたから、ちょっと茉奈に会いにきた」
笑みを浮かべる優一さんは、私の前で膝まづく。
「もう少しで式じゃない。優一さんってば、私に会いにきてどうするの?」
普段の落ち着いて余裕のある優一さんとは違う子供っぽい一面も大好きで、私はクスッと笑ってしまった。
「今日は、茉奈となかなかゆっくりできそうもないだろ? だから、今しておこうと思って」
「えっ?」
とその瞬間、優一さんの唇が重なった。
「優一さん、誓いのキスがあるじゃない」
「あれじゃ、物足りないだろう?」
不満げな顔をして、もう一度唇を重ねてきた。
なんども舌を絡ませては、私の手を痛いくらいに握ってくる。
「愛してる、茉奈……」
「私もよ、優一さん……」
息を切らせる私に、優一さんは穏やかに微笑んだ。
「あとで、教会で誓おう。オレたちの永遠の愛を」
「うん……」
絶対に誓うわ。
決して離さないと、疑わないと、優一さんを愛すると。
そう、それはever lasting love。
愛する人から貰った、かけがえのない幸せ……。
側に付き添ってくれていた両親は、親戚に挨拶に行くと言って部屋を出たばかりだ。
「お義父さんとお義母さんが出て行かれたのが見えたから、ちょっと茉奈に会いにきた」
笑みを浮かべる優一さんは、私の前で膝まづく。
「もう少しで式じゃない。優一さんってば、私に会いにきてどうするの?」
普段の落ち着いて余裕のある優一さんとは違う子供っぽい一面も大好きで、私はクスッと笑ってしまった。
「今日は、茉奈となかなかゆっくりできそうもないだろ? だから、今しておこうと思って」
「えっ?」
とその瞬間、優一さんの唇が重なった。
「優一さん、誓いのキスがあるじゃない」
「あれじゃ、物足りないだろう?」
不満げな顔をして、もう一度唇を重ねてきた。
なんども舌を絡ませては、私の手を痛いくらいに握ってくる。
「愛してる、茉奈……」
「私もよ、優一さん……」
息を切らせる私に、優一さんは穏やかに微笑んだ。
「あとで、教会で誓おう。オレたちの永遠の愛を」
「うん……」
絶対に誓うわ。
決して離さないと、疑わないと、優一さんを愛すると。
そう、それはever lasting love。
愛する人から貰った、かけがえのない幸せ……。