カリスマ社長に求婚されました
「えっ⁉︎ わ、私がellで働くんですか?」
予想もしていなかった言葉に、声が大きくなる。
すると相良さんは、慌てて私の口を手で塞いだ。
大きくて温かい手に触れられて、胸がときめく。
「店内に聞こえるから。あくまで、この話は特例」
そうたしなめられて、私は小さく頷いた。
それを確認した相良さんは、安心したように小さく息を吐いて手を離してくれた。
「あの……、とても光栄なお話なんですけど、ellのショップの雰囲気に私は合わないと思うんです」
店内にいたあの女性店員のような、キレイで洗練された雰囲気は私にはない。
相良さんの好意はとても嬉しいけど、返事ができる申し入れではなかった。
「誰も、ショップの店員になれとは言ってないよ。オレの秘書のつもりで話したんだけどな」
予想もしていなかった言葉に、声が大きくなる。
すると相良さんは、慌てて私の口を手で塞いだ。
大きくて温かい手に触れられて、胸がときめく。
「店内に聞こえるから。あくまで、この話は特例」
そうたしなめられて、私は小さく頷いた。
それを確認した相良さんは、安心したように小さく息を吐いて手を離してくれた。
「あの……、とても光栄なお話なんですけど、ellのショップの雰囲気に私は合わないと思うんです」
店内にいたあの女性店員のような、キレイで洗練された雰囲気は私にはない。
相良さんの好意はとても嬉しいけど、返事ができる申し入れではなかった。
「誰も、ショップの店員になれとは言ってないよ。オレの秘書のつもりで話したんだけどな」