カリスマ社長に求婚されました
「相良さん⁉︎ もしかして、待っていらしたんですか?」
濃紺のスーツに、深い赤色のネクタイを締めた相良さんが、驚きでア然とする私の至近距離まで近付いてきた。
さっきまでの緊張感は、ときめく気持ちに変わっている。
鼓動の速さを感じながら彼を見上げると、そっと左頬を触れられた。
「ようやく、茉奈ちゃんが来てくれるんだから、ジッとしていられなかったんだ。再会してからは数日のことだったけど、それまでは三ヶ月待ったんだよ」
「相良さん、すごく嬉しいです……。私も、今日が待ちきれませんでした。昨夜は、興奮しちゃったのか、あまり眠れませんでしたし」
照れくささを隠すつもりで苦笑いをすると、相良さんに無言で抱きしめられた。
「 あの……。ここ、会社ですよ? 誰かに見られたら……」
とても大胆な行動に、私は面食らってしまう。
だけど、相良さんは体を離すどころか、強く抱きしめ顔を私の髪に埋めた。
「ここは、人の出入りが少ないから大丈夫。それより、可愛いことを言う茉奈ちゃんが悪い」
濃紺のスーツに、深い赤色のネクタイを締めた相良さんが、驚きでア然とする私の至近距離まで近付いてきた。
さっきまでの緊張感は、ときめく気持ちに変わっている。
鼓動の速さを感じながら彼を見上げると、そっと左頬を触れられた。
「ようやく、茉奈ちゃんが来てくれるんだから、ジッとしていられなかったんだ。再会してからは数日のことだったけど、それまでは三ヶ月待ったんだよ」
「相良さん、すごく嬉しいです……。私も、今日が待ちきれませんでした。昨夜は、興奮しちゃったのか、あまり眠れませんでしたし」
照れくささを隠すつもりで苦笑いをすると、相良さんに無言で抱きしめられた。
「 あの……。ここ、会社ですよ? 誰かに見られたら……」
とても大胆な行動に、私は面食らってしまう。
だけど、相良さんは体を離すどころか、強く抱きしめ顔を私の髪に埋めた。
「ここは、人の出入りが少ないから大丈夫。それより、可愛いことを言う茉奈ちゃんが悪い」