カリスマ社長に求婚されました
急いでローテーブルの上を整理していると、ドアのノック音が聞こえた。
なぜ嶋谷副社長夫妻が突然来られたのか分からないけど、初めての大仕事に緊張で手が汗ばんでくる。
一度お会いしている方とはいえ、心の準備なく対応するのは胃がキリキリするほどのプレッシャーになっていた。
そそうがないようにしなくては……。
「はい」
深呼吸をしドアをゆっくり開けると、受付をした女性と共に、副社長夫妻がにこやかに立っていた。
「すみません。突然、訪問してしまって」
嶋谷副社長に頭を下げられ、私は戸惑う。
「いえ、とんでもないです。社長にはすぐ連絡をいたしますので、こちらにおかけください」
ソファーに促すと、夫妻は並んで腰を落とした。
「ありがとうございます、坂下さん」
奥様の由香さんが、ニコッとお礼を言ってくれる。
「いえ」
私は深々と頭を下げると、優一さんに連絡をした。
不意打ちの訪問に驚くかもと思ったけれど、意外にも彼はアッサリ「分かった。ニ十分以内は戻る」と言って、しばらくはおふたりの相手を、私がすることになった。
なぜ嶋谷副社長夫妻が突然来られたのか分からないけど、初めての大仕事に緊張で手が汗ばんでくる。
一度お会いしている方とはいえ、心の準備なく対応するのは胃がキリキリするほどのプレッシャーになっていた。
そそうがないようにしなくては……。
「はい」
深呼吸をしドアをゆっくり開けると、受付をした女性と共に、副社長夫妻がにこやかに立っていた。
「すみません。突然、訪問してしまって」
嶋谷副社長に頭を下げられ、私は戸惑う。
「いえ、とんでもないです。社長にはすぐ連絡をいたしますので、こちらにおかけください」
ソファーに促すと、夫妻は並んで腰を落とした。
「ありがとうございます、坂下さん」
奥様の由香さんが、ニコッとお礼を言ってくれる。
「いえ」
私は深々と頭を下げると、優一さんに連絡をした。
不意打ちの訪問に驚くかもと思ったけれど、意外にも彼はアッサリ「分かった。ニ十分以内は戻る」と言って、しばらくはおふたりの相手を、私がすることになった。