カリスマ社長に求婚されました
そして私のシャツのボタンを外しながら、唇が首筋から胸へと下りていく。

溢れる声を止められなくて、幸せなこの時間にどんどん浸っていった。

「茉奈、会いたかったよ。三日間でも、寂しかった。やっぱり茉奈には、ずっと側にいてほしい」

優一さんは、じれったそうに服を脱ぐと、私を見下ろしながら微笑んだ。

引き締まった胸に、そっと手を触れてみる。

温かくて硬くて、男らしい優一さんの胸板に、ドキドキする気持ちは、これ以上になく加速していった。

「私は、まだ半分夢を見ているみたいよ。優一さんと、こんな夜を過ごせるなんて……。ううん、出会えたことすらも」

ellにただ憧れを抱いていた自分は、ほんの数ヶ月前までいたはずなのに、今の私には目の前にそれを創った人がいる。

それも、恋人として……。

「またそんなことを言う。夢なんかじゃないと、オレが教えてあげるよ」

優一さんは私の唇にキスをすると、痛いくらいに抱きしめた。
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