誠の旗~桜の花びら~
第1章
〜 平成25年〜
変わらないいつもの毎日。
放課後、部活が終わり帰宅途中。
「はーるか!」
私の名前は橘陽奏
普通の女子高生だがスカートが嫌いでズボン、部活で髪の毛を止めんのがめんどくさくて短髪。
「凛…。うるさい」
走ってくる人…親友。
同じ学年の大崎凛。
私とは正反対のゆるふわ女子高生。
「ひどっ…」
「で、何??」
「あっ!そうそう」
カバンの中から1つの鈴を出し、私に渡してきた。
「京都のお土産~」
桜柄の鈴が『チリん…』と綺麗な音を出す。
綺麗だな…
けど、まさかその鈴が予想もしない出来事が起きるなんて…