誠の旗~桜の花びら~
んー…一辺を見渡したけど、着物着物ばっか。…ちょんまげもあるか。
それになんかジロジロ見られてる気が…
「なぁ、お嬢ちゃん。」
…どこを行けば
「おいおい…無視すんじゃねぇよ」
しつこいなぁ…
私らの時代でいうナンパってやつ??
「悪いけどあんたらに付き合ってる暇はないんで」
「そ〜言わずにさ付き合ってくれや
…イラ。
何かが切れる音がした
「しつこいって言ってんのが聞こえないの?!…あっ」
振袖が男の顔にあたり
「いってぇー…」
「貴様ぁ…優しくしてやったら…」
グイッと腕を捕まれ引っ張られそうになる
「離してよ!」
ビクッともしない腕…。
ちっ…こんな時に小太刀があったら…
「行くぞ…」
「へい、兄者」
「離してってば!」
「ちっ…。うるさいぞ!喚くな!」
刀を抜かれわたしを方に降りかかる。
「っ…。」
殺られる…!