不器用なキミ
エピローグ
今度の席は、グラウンド側の一番後ろになった
まだまだ暑くなるこの時期には少しキツイ
晴れ渡る広く青い空
グングン伸びる白い入道雲
そこからくる風もなかなか好きだけど
熱い太陽の日差しがね…
カーテンをひくには勿体無い景色
毎日が究極の選択になりそう
「…何百面相してんの?」
――――ッ?!
私の隣に…
「また、よろしくな?」
「えぇぇえッ!!」
心にも体にも
暑い熱い夏がやって来る
これからもずっと
キミが“隣”にいる限り―――…
―Fin―
.