不器用なキミ



「あ…」

シャー芯がきれた


席替え初の授業中、運悪くシャー芯がきれてしまった

きなに借りようかと思ったけど、話しかけんなオーラが漂ってるのでまず無理


はて、どうしようか


うーんと唸っていると肩に何か小さく硬いモノでつんつんされていることに気付いた


つんつんして来た方を向けばやっぱり加島君で


「使えば?」


無愛想で有名な通り、そっけなく言い放って私にシャー芯を差し出した



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