青い星の騎士たち

「そうだよ。この1週間、休みらしい休みがない!」

 栄養ドリンクを一気飲みし、ぷはぁ〜っ、とおっさんみたいな息をつく。

「大変ですね〜」
「まぁ、その代わりこれはいいんだけどね」

 親指と人差し指で丸を作る。

「0点?」
「バカか…。金だよ金」

 リアはぽんと手を打った。

「あ、だから先生、マニキュアもアイシャドウもパープルなんですねっ」
「…どういう意味だい?学校のアイドルのリアちゃん」

 リアはキャハッと笑った。

「やっだぁ〜。先生がそい言ってくれるなんていが〜い!」

 リアに嫌味は通じないようだ。

 リアは続けた。

「パープルって、精神的にちょっと疲れてる人が好む色って言われてるんですよ〜。当たってるなぁ〜って思って〜」
「あぁそうかいそうかい!いいこと教えてくれてありがとうね、リア!」
「どういたしまして〜」


 んもうっ!

 ヴァレリーはリアの肩を軽くこづいた。

 何よぉ!

 という目で見てくるリア。

 こりゃぁ、早いとこ、仕事内容聞いてさっさと出ていった方がいいわね。

 というわけで、ヴァレリーは本題へと話をふった。

「で、先生。今回の仕事は何なんですか?」



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