青い星の騎士たち

 彼女と知り合ってから、何度考えたことか。

「ね、ヴァレリー見てよ!あの服かわいくない!?」

 リアが指差した先。
 ガラスのショーケースの中に、ベビーピンクのタートルニットワンピースを着た、マネキンが決めポーズで立っていた。

 超ミニで、正直かがんだらパンツ丸見えだろう。

「へぇ、リア、好きそうね。似合いそう」
「やっぱそう思う〜?」


 自分で言うなっ!


「ほしいなぁ〜!」
「もう!ほら、行くわよ!ジャスティンとロミオ行っちゃったじゃん!」

 リアの腕を強く引っ張り、ヴァレリーは急いで男二人の後を追った。




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