青い星の騎士たち

 ぎゅるるるるぅぅぅ〜。


 しゃべろうとした瞬間、ジャスティンの腹から間の抜けた大きな音が鳴る。

「ぎゃっはっは!すげぇでかい音!お前そーとー腹減ってんな!」
「…か、かもな」
「で?何だ?実はなんだよっ?」
「いや、またでいいや。ったく女っつうのはほんとわけわかんねぇよなぁ!」
「だな!じぃちゃんも言ってたぞ。女は宇宙だってな」
「宇宙?」
「おう!宇宙ってわけわかんねぇだろ?それと同じだっつうことだ!」 
「一理あるようなないような例えだな…」

 くだらない話をしながら、広場から真っすぐ続くメインストリートを歩いていく。


 ちょうど夕食の時間帯のせいか、メインストリートは買い物をする主婦や子供がたくさん歩いていた。

 お惣菜屋さんから漂う、いい匂いがすきっ腹にしみわたる。

「おいおい待てよロミオ!」

 フラフラと、いい匂いのする方に歩いていくロミオの首ねっこを引きながら、ジャスティンは込み合う人だかりの中を歩いていく。

 つーか、町長んちって一体どこなんだよ。




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