青い星の騎士たち
「これは豚肉と茄子の揚げソース、そしてこっちが茄子焼きね。まいたけと茄子の醤油パスタに、茄子のひき肉詰め、ちび茄子の野菜サラダ、玉子のホロホロスープ」
「茄子がすげぇ多くねぇ?」
「サーナは茄子の産地なんですよ。誰か嫌いな子はいるかしらね?茄子」
3人は何となくリアを見た。
「リア大丈夫?」
「食べれるわよ。てゆーか何でみんなしてあたし見るわけ〜?」
「何かおめぇ好き嫌い多そうじゃん」
「多くないわよ!好き嫌いが多かったらこんなナイスバディに育たないじゃ〜ん」
「……あ、そうですか」
「みなさん茄子が好きでよかったです」
と、ゴディバー。
よく見ると、ネームプレートが茄子になっている。
「きゃぁ!何それ!かわいい〜!」
「ハハハ。そうですか?よかったら名前入りでみなさんのも作って差し上げますよ?」
「ほしい!!」
と言ったのはリアとヴァレリーの女二人だけ。
「一体あんなもんもらってどうすんだよ…」
「オレは食べれる茄子の方がいいぞ」
4人は手を合わせて「いただきます!」と言うと、あまりにお腹が空いていたため高速で、でもしっかりと味わいながら食べ始めた。
「食べながらでいいので聞いていただけますか?」
ヴァレリーはゴクンと飲み込んでから言った。
「はい、どうぞ!あ、あと、わたしたち明日にでも出発するんで…」
「ほんとですか?それはありがたいです。それで場所なんですが…」
ゴディバーは町の地図を広げてみせた。
「この辺りですね」