青い星の騎士たち

 ぽっちゃりロージーとは、リア率いるチアリーダー所属の中等科3年の女子のこと。

 その通り、ぽっちゃりムチムチした女子だが、チアのダンスがめちゃくちゃ上手い女の子なのだ。

 リアには妹のように可愛がられている。


 ヴァレリーは考えた。

 あのぽっちゃりロージーにくびれができるなら…やってみる価値あるかも!


「おい。ぽっちゃりロージーっつーかさ、それよりこの洞窟だよ!」
「そうだそうだ!でもオレはぽっちゃりロージーの二の腕、ちょー触りたい」
「大福みたいに超スベスベよ」
「大福!!」

 ロミオの目がキランと光る。

「話を戻すな!人工的な仕掛けがあるとなると、もっと慎重に進まねぇといけねぇぜ。油断してたな」

 ウンウンと、うなずくヴァレリー。

「見た目がね、ものすごい自然洞窟ぽかったから…。やっぱり、おいそれとタイタンの所に行けないように、仕掛けとかしてるのかしらね」
「かもな…」
「あの岩、仕掛けか?じゃぁあっちで止まってんのか?」

 岩が転がっていった方をロミオは見た。






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