夜闇に咲く

……やっぱり、タイムスリップ……しちゃったんだ、



そりゃぁ、うすうす気づいてた。


タイムスリップをもししていなかったら、それはそれで僕は牢獄行きだ。

……街中で刀ぬいてるとか、銃刀法違反もいいとこだけどね







いくらタイムスリップをしていたのだとしても、人を殺してしまったとなれば同じだろう、


明日また、下の町に、行かなくてはならない。






───あの時、町の人々──野次馬は、拍手喝采だった、











「すみませんが、警察…いえ、役人は、何処ですか？」






一日を山上で過ごした日和は、下に降りて町ゆく人々にきいて回った。

荷物は全部持ってきた。



「あ……ひぃぃぃ隣町に！！！」



「あ、ありがとうございます…」








なぜ、あんなにも脅えるのだ、役人はそこまでひどいことをしているのか？