夜闇に咲く


(さっきなんて言ってたんですか?)



こそこそとやられて土方さんという味方に裏切られた理由だからね……何を言ったんだ……まさか身もふたもないことを言っているのでは……!?


日和がまさかっ、!!と絶望した顔でわなわなしていると沖田総司が斎藤一にこそこそと耳打ちをしていた

「あー、えっとー、言っていいよね?一君」

「あぁ……」

なんなんだ、早くいえよ



「お前が木から飛び降りてたとか、長州の奴殺ってたとか……」


一番最初の文で味わった羞恥心も、二文めで青くなっていく、息が……また、

「おい、」



吐き気がする。


そうだ、本来の目的、
「─…───…ッ!──!──…」


忘れていた、何のためにここ隣町まで来たのか。
吐き気のする胸と頭痛のする頭に活を入れながら指を動かした

「なん……だって?」


(人を殺してしまった僕は切腹ですか?あなたたちは役人でしょう?





















           ─僕を殺しますか?)























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