夜闇に咲く
「………僕ってなんの為に生きてるのかな?存在意義が見つかんないよ……っ」
新撰組の屯所を飛び出してとにかく遠くへと走った
そして橋がある川の近くに座り込んでいた
こんなんになるなら、もう、もう───
「もう、死ぬか…」
守りたいものだってない。叶えたいことだってない。
現代に帰りたいか、だなんていわれたら答えはNOだし
唯一気になることだって家族のことじゃない。ポチのことだ。
あの後はちゃんと食べていけてるだろうか、とか1人で寂しくないかな、だなんて。
日和が腰を浮かせて川へ向かおうとした時だった。
「そんなことっ!!はぁっ…いう…なぁっ…」
追いかけてきた人、いや、追いかけてきてくれた人は、
「え、どう……して…ここに??」
どうして斎藤さんがここに居るの。
新撰組の屯所を飛び出してとにかく遠くへと走った
そして橋がある川の近くに座り込んでいた
こんなんになるなら、もう、もう───
「もう、死ぬか…」
守りたいものだってない。叶えたいことだってない。
現代に帰りたいか、だなんていわれたら答えはNOだし
唯一気になることだって家族のことじゃない。ポチのことだ。
あの後はちゃんと食べていけてるだろうか、とか1人で寂しくないかな、だなんて。
日和が腰を浮かせて川へ向かおうとした時だった。
「そんなことっ!!はぁっ…いう…なぁっ…」
追いかけてきた人、いや、追いかけてきてくれた人は、
「え、どう……して…ここに??」
どうして斎藤さんがここに居るの。