夜闇に咲く


「……もう、覚悟決めないと。」

「どうしたんですか、日和?」
「いえいえ、ってゆーか、敬語に呼び捨てって変ですから、タメで、」「ため?」
「友達と話すみたいにってことです!」
「…では日和も。」
「分かりましたから!あー、わかった、から…」
「よろしくお願いします。」


日和が刀を理由に切らなかったのは……単に覚悟がなかっただけ。
この護り刀でだって人を殺すことはできるだろう

人を自分の手で斬って、殺す、っていう覚悟がなかったんだ。
それで迷惑かけて……













ん?ちょっとまて、何でだ?別にさいと……一とタメだろうが何だろうが関係ないじゃん、


「まず屯所に戻ろう、」




ん?????






























日和さん思考回路停止。
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