世界の終わりに


「それで私は何をすれば良いのですか?」


私は長い会話の最後の質問をした。
外では強い風が吹いている。
小ぶりの雨が地面を濡らしているのを
キッチンの横の窓から見た。




ー君は僕の最後の5日間を一緒に暮らして欲しい。
そして、僕が死んだら、僕の体を墓場まで運んで、そして埋めて欲しい。

それが君の存在理由だ。
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