愛してるなんて言わないで
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あの日も颯太の体調不良で何日か休みをもらっていて…明けの出勤。
「親なら子供の体調管理くらいちゃんとしてあげなさい」と上司から叱られてしまって…
また、親としての自分を責められてしまった悔しい気持ちで、1人、誰もいない会議室で泣いていた。
悔しかったのは…忙しくて大変ながらにも、毎日自分の時間をもてなくても、親である、私の生活習慣に小さな颯太を巻き込まないように、一生懸命やってるつもりだったから…。
努力で免疫をつけれるなら苦労はしない。
私にできることといえば、颯太に合った生活のペースを乱さないようにして、できるだけ負担をかけないようにしてあげることくらいだ。
言葉にするのは簡単なことだけど、自分自身の体調だってある以上、毎日同じように同じ仕事量をこなすというのはとても大変なんだ…。
勝手かもしれないけれど…
甘ったれかもしれないけれど…
たまには「疲れたーーっっ‼」って叫びたい時もある。