愛してるなんて言わないで
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「ママ、泣いてるの?」
「えっ?泣いてないよ。なんで?」
「ママ、目が悲しそう…。」
「…心配かけてごめんね。大丈夫だから。
さ、ご飯食べよ?」
「うん!いただきます。」
今日は
颯太の大好きなハンバーグを作った。
大好きなものに気を取られれば、私の目が赤くなっていることに気付かないでいてくれるかと思ったから…。
でも、やっぱり子供は鋭いね。
元旦那…。
玲二から受け取ったプレゼントを、私の部屋に隠しておいた。
颯太にとって最後のプレゼントを…
誕生日に渡すかどうかまだ…
悩んでる。
ファミレスでの最後の言葉が頭から離れない。
「お前もそうやっていつも笑顔でいてくれて たなら
良かったんだけどな…。」
あの言葉が
重たくのし掛かった…。
玲二のせいで笑顔を失ったのに…
まるで私のせいで家族がバラバラになったような言い方だった。
玲二は颯太を愛してはくれなかった。
それなのに…
玲二の待ち受け画面に設定されていた
颯太の写真…。
どうして…?
今さら
そんな物を目の当たりにさせられて…
心がざわつく。
「ママ、泣いてるの?」
「えっ?泣いてないよ。なんで?」
「ママ、目が悲しそう…。」
「…心配かけてごめんね。大丈夫だから。
さ、ご飯食べよ?」
「うん!いただきます。」
今日は
颯太の大好きなハンバーグを作った。
大好きなものに気を取られれば、私の目が赤くなっていることに気付かないでいてくれるかと思ったから…。
でも、やっぱり子供は鋭いね。
元旦那…。
玲二から受け取ったプレゼントを、私の部屋に隠しておいた。
颯太にとって最後のプレゼントを…
誕生日に渡すかどうかまだ…
悩んでる。
ファミレスでの最後の言葉が頭から離れない。
「お前もそうやっていつも笑顔でいてくれて たなら
良かったんだけどな…。」
あの言葉が
重たくのし掛かった…。
玲二のせいで笑顔を失ったのに…
まるで私のせいで家族がバラバラになったような言い方だった。
玲二は颯太を愛してはくれなかった。
それなのに…
玲二の待ち受け画面に設定されていた
颯太の写真…。
どうして…?
今さら
そんな物を目の当たりにさせられて…
心がざわつく。