愛してるなんて言わないで
「何を笑ってるんですか?」
「いや…嬉しくて…」
「だから何が?」
「何がって…
結花さんが心配して駆けつけてくれたこと。」
「それは…重たい病気だなんて言われたら、誰でも心配すると思いますけど?」
ツンとした態度の私に、翔太さんは臆することもなく、ただ、にこにこ笑っている。
「久しぶりに、名前で呼んでくれた。」
「いつ?」
「病室で。泣きながら翔太さん酷いわっ‼て」
改めて言い直されると恥ずかしいものだ…。
「覚えてません。」
それでもツンとした態度をとる私に翔太さんは
探るように聞いてきた。
「心配でも…嫌いなら来なきゃ良かったのに。」
「それはっ…」
「それは?」
返す言葉が見つからない。
そんな時こそ、颯太の出番だよっ‼
颯太、おじちゃんっ‼って行なさーい。
ちらっと、颯太に視線をやると、颯太は翔太さんの後ろにあるソファーで気持ちよさそうに眠っている…。
しまった…。
平日なら保育園のお昼寝の時間だ…。
「なに?颯太に逃げようとしたの?
結花さん酷いね」
片眉を上げて、少し意地悪そうに笑う。
その仕草に
少しだけ
ドキっとしてしまった時に
天からの助けのようにインターホンが鳴った。
「お客様だわ」
「いや…嬉しくて…」
「だから何が?」
「何がって…
結花さんが心配して駆けつけてくれたこと。」
「それは…重たい病気だなんて言われたら、誰でも心配すると思いますけど?」
ツンとした態度の私に、翔太さんは臆することもなく、ただ、にこにこ笑っている。
「久しぶりに、名前で呼んでくれた。」
「いつ?」
「病室で。泣きながら翔太さん酷いわっ‼て」
改めて言い直されると恥ずかしいものだ…。
「覚えてません。」
それでもツンとした態度をとる私に翔太さんは
探るように聞いてきた。
「心配でも…嫌いなら来なきゃ良かったのに。」
「それはっ…」
「それは?」
返す言葉が見つからない。
そんな時こそ、颯太の出番だよっ‼
颯太、おじちゃんっ‼って行なさーい。
ちらっと、颯太に視線をやると、颯太は翔太さんの後ろにあるソファーで気持ちよさそうに眠っている…。
しまった…。
平日なら保育園のお昼寝の時間だ…。
「なに?颯太に逃げようとしたの?
結花さん酷いね」
片眉を上げて、少し意地悪そうに笑う。
その仕草に
少しだけ
ドキっとしてしまった時に
天からの助けのようにインターホンが鳴った。
「お客様だわ」