地味子さんの恋愛事情
「まあ、いいか…。
今、お茶を出しますね」
内場くんはキッチンの方へ行くと、準備を始めた。
プレハブで、それも本社から離れたところにあるわりには冷暖房や水回りは完璧である。
前社長――私からして見たら義父に当たる人物である――の道楽で作ったとは言え、すごい手の入れようである。
椅子に腰を下ろすと、
「どうぞ、それからもしよろしかったら…」
テーブルのうえに緑茶と一緒にパウンドケーキが置かれた。
「抹茶とあずきのパウンドケーキです。
今さっきできたばかりなので、もしよろしかったお1つどうぞ」
内場さんはペコリと頭を下げると、私から離れた。
和風のパウンドケーキか…。
変わり種と言う感じがして、なかなか美味しそうだ。
今、お茶を出しますね」
内場くんはキッチンの方へ行くと、準備を始めた。
プレハブで、それも本社から離れたところにあるわりには冷暖房や水回りは完璧である。
前社長――私からして見たら義父に当たる人物である――の道楽で作ったとは言え、すごい手の入れようである。
椅子に腰を下ろすと、
「どうぞ、それからもしよろしかったら…」
テーブルのうえに緑茶と一緒にパウンドケーキが置かれた。
「抹茶とあずきのパウンドケーキです。
今さっきできたばかりなので、もしよろしかったお1つどうぞ」
内場さんはペコリと頭を下げると、私から離れた。
和風のパウンドケーキか…。
変わり種と言う感じがして、なかなか美味しそうだ。