地味子さんの恋愛事情
ああ、ダメだ…。

そっと唇を離して、
「――社長、ここ会社です…」
と、竜馬に伝えた。

だけど、
「そう言われると、もっとシたくなる」

竜馬がニヤリと笑ったかと思ったら、また唇をふさいできた。

「と言うか、会社と言うシチュエーションが何かエロいな」

「――ッ…」

キスをすることをやめようとしない竜馬に、私はどうすればいいのかわからない。

会社だから誰が入ってくるのかわからないのに…。

なのに、竜馬はやめてくれない。

結局、彼の気の済むままに私は何度もされたのだった。
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