地味子さんの恋愛事情
「また兄貴のこと?」
話を終わらせたと言うのに、大河は続けようとする。
「本当に何でもないから」
何事もなかったように晩ご飯の続きをする私だけど、大河が向けてくる視線に戸惑った。
「な、何よ…」
彼の視線に戸惑う私に、
「桃ちゃんって、ウソつくと顔に出るタイプだよね」
大河が言った。
「えっ…!?」
私って、そんなタイプだったの?
竜馬の秘書を務めている以上、お局様らしく冷たい感じ――なるべく笑顔を見せないようにと心がけて――を演じているのに…。
自分では上手に演じていると思っても、他人の目から見たらヘタクソに見えるのかも知れない。
話を終わらせたと言うのに、大河は続けようとする。
「本当に何でもないから」
何事もなかったように晩ご飯の続きをする私だけど、大河が向けてくる視線に戸惑った。
「な、何よ…」
彼の視線に戸惑う私に、
「桃ちゃんって、ウソつくと顔に出るタイプだよね」
大河が言った。
「えっ…!?」
私って、そんなタイプだったの?
竜馬の秘書を務めている以上、お局様らしく冷たい感じ――なるべく笑顔を見せないようにと心がけて――を演じているのに…。
自分では上手に演じていると思っても、他人の目から見たらヘタクソに見えるのかも知れない。