恋をしよう!

わたしが憂うつになっている理由-Misaki-

季節は6月、梅雨に入った。

衣替え期間も終わり、シャツとスカートの楽な格好になった。

外は梅雨の時期らしく、雨が降っていた。

先日、わたしと先生は教師と生徒から恋人同士になった。

2年間も片思いをしていた先生と紆余曲折を経て結ばれてハッピー!

…のはずなんだけど、わたしは落ち込んでいた。

「荻原、どうした?」

数学の授業があったこの日の放課後、わたしは先生がいる数学準備室にいた。

「先生、どうして実行委員なんてものが存在しているんですか?

と言うか、必要ですか?」

そう聞いたわたしに、
「何の話をしているんだ?」

先生は訳がわからないと言う顔をした。

「だって…わたし、体育祭の実行委員に選ばれちゃったんです〜!」
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