恋をしよう!
と言うか、実行委員って…えーっ!?

体育祭の実行委員を決めているまっただ中だと言うことを思い出した。

どうしてこうなっちゃったのー!?

と言うか、何でわたしが選ばれちゃったのー!?

パニック状態になっているわたしに、
「美咲ちゃん、頑張ってね」

千秋ちゃんが声をかけてきた。

「う、うん…」

わたしは首を縦に振ってうなずくことしかできなかった。

聞いていなかったわたしもわたしだけど、舞いあがっていたわたしもわたしだけど…これはちょっとないんじゃないの!?

でも返事をしてしまった以上、後戻りはできない。

だけど、これはいくら何でもあんまり過ぎるよ〜!

先生と結ばれて舞いあがっていた気持から一変、体育祭の実行委員に選ばれてしまったと言う憂うつの気持ちへと落とされた。
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