恋をしよう!
「えっ、マジか!?」

そうだ、もうすぐで昼休みだった!

「わたし、もう行きますね!」

「気をつけて行けよー」

数学準備室を飛び出した荻原を見送ると、僕はサンドイッチを口にくわえた。

胃に押し込むようにサンドイッチを食べると、コーヒー牛乳を片手に僕も数学準備室を後にした。

教員用のテントに戻ると、
「ただ今より、実行委員会の仮装行列が始まります」

よかった、間にあった。

アナウンスに胸をなで下ろすと、僕はトラックの方に視線を向けた。

さまざまな衣装を着た実行委員たちが入場門から行進してきた。

ほー、今年はなかなか完成度が高いなあ。
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