恋をしよう！

振り返ると、
「千秋ちゃん、おはよう♪」

１年生の時からの友達の千秋ちゃんだった。

彼女とは２年生の時もクラスが一緒で、今では親友だ。

「もう新しいクラスが発表されてたよ」

「ホント！？

わーっ、見に行かなくっちゃ！」

わたしと千秋ちゃんは３年生の校舎の方へと走って向かった。

校舎の前にはすでに人だかりでいっぱいだった。

クラス表を確認すると、わたしの新しいクラスは３年６組だった。

「やった、今年も美咲ちゃんと一緒だ！」

同じく確認を済ませた千秋ちゃんがわたしの隣で声をあげた。

確認をすると、６組に彼女の名前があった。

「わーっ、嬉しい！」

「やったね、美咲ちゃん！」

今年も一緒のクラスになれたことに、わたしたちは喜びあった。