恋をしよう!
「荻原だから大丈夫だ。

すぐに上手になる。

舞台でキレイな歌声を披露できるように、僕が指導をしてやろう。

荻原には素質がある」

自信があると言うように笑った先生に、
「素質、ですか?」

わたしは聞き返した。

と言うか、大丈夫とか素質って何なんですか?

「セックスの時、結構大きな声を出して感じてたから」

先生がわたしの質問に答えた。

「なっ…!?」

今、先生の口からすごいことを聞かされたような…!?

と言うか、大きな声を出してとかって何なのよ!?

「エッチ!」

スマートフォンに向かって叫んだわたしに、先生が大きな声で笑い出した。
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