恋をしよう!
「やったー!」

ここが家の前だと言うことを忘れて、わたしは叫んだ。

「お母さーん!」

合格通知を片手にわたしは走って家の中に入った。

お母さんに合格通知を渡した後、わたしは自分の部屋に入った。

スマートフォンを手に取って、電話帳から名前を出したのは先生だった。

あー、でも…明日でいいかな?

明日も先生に会う訳だし、それがいいかも知れない。

そう思った後、代わりに名前を出したのは千秋ちゃんだった。

「もしもし、千秋ちゃん?」

「美咲ちゃん、どうだった?

合格発表の結果きてた?」

そう聞いてきた千秋ちゃんに、
「合格した」

わたしは答えた。

「おーっ、やったじゃん!

おめでとう、美咲ちゃん!」

千秋ちゃんは自分のことのように喜んでくれた。
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