恋をしよう!
さて、僕は荻原に何を言われたのだろうか?

「立候補って…」

クラス委員とか係じゃあるまいし…。

戸惑っている僕に、
「わたし、先生がバツイチでも構いませんよ?

先生が浮気をしたとしても許しますし、先生から束縛されてもそれはそれで許しますよ?」

荻原は聞き返したくなるくらいの爆弾発言をした。

最近の女子高生って、こうなのか?

肉食系になっているのか?

大学を卒業してから13年と高校教師をしているけれど、このような状況に僕は戸惑っていた。

「わたし、先生のことが好きなんです」

「いやいや、ジョーダンはよくないぞ」

告白をしてきた荻原に、僕は言い返した。
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