恋をしよう!
「じゃあ、明後日は?

明後日の日曜日はヒマ?」

「あ、明後日?」

千秋ちゃんに聞かれて困ってしまった。

明日も明後日も、先生と一緒にいることになっている。

「明後日も、ちょっと無理かな…」

呟くように答えたわたしに、
「えーっ、どうしてー?」

千秋ちゃんが聞いてきた。

いや、どうしてと言われましても…。

わたしはどうにかして頭を回転させると、
「明後日は、親戚の家に行く用事があるの。

親戚みんなで、わたしのお祝いをするの」
と、ウソを言った。

我ながらなんちゅー言い訳だ…。

「へえ、親戚みんなでお祝いするんだ。

すごいね」

「まあね」

とっさの言い訳だったとは言え、うまく行ったみたいだ。
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