恋をしよう!
「そうか…。

んーっ…あっ、来週の火曜日って創立記念日で学校が休みだったよね?」

思い出したと言うように言った千秋ちゃんに、
「えっ…ああ、そう言えばそうだったね」

わたしは言い返した。

試験と先生のことで頭がいっぱいで、創立記念日のことをすっかり忘れていた。

壁にかけてあるカレンダーに視線を向けると、ご丁寧に“創立記念日で休み”と言う書き込みがあった。

「その日ってヒマ?」

そう聞いてきた千秋ちゃんに、
「もちろん、ヒマだよ!」

わたしは答えた。

「よかったー!

じゃあ、来週の火曜日の…えーっと、何時にする?

一緒にご飯を食べに行くんだったら11時、お昼からだったら2時にだけど、どっちにする?」

「そうだね、早い方がいいから11時にする」

「わかった、11時に駅前に集合で」

「うん、じゃあね」

電話を切ると、わたしはホッと息を吐いた。
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