恋をしよう!
三つ編みにアレンジしている黒髪はダサいと言うよりも、かわいいと言う印象を抱かせた。

今時の流行と言う感じがする。

「最後に会ったのがお互いが小学生の頃だったよね。

懐かしいなあ、あたしのこと覚えてる?」

いや、覚えてません。

と言うか、あなたのことを知りませんから。

なれなれしく話しかけてくる彼女に戸惑っていたら、
「近いうちに同窓会があるから、美咲もたまには遊びにきなよ」

彼女はわたしに招待状のようなものを渡してきた。

「じゃ、またねー」

「えっ、あの…」

戸惑っているわたしに気づいていないと言うように、彼女は手を振りながらその場から立ち去って行った。

何だったんだ、一体…。

と言うか、同窓会って何の話なんだ?
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