恋をしよう！

荻原美咲流ピンチの切り抜け方-Misaki-

「どう言うことなの！？」

ボイスレコーダーを全て聞き終えると、千秋ちゃんに聞いた。

先生と古川くんの会話に、わたしは我慢ができなかった。

「美咲ちゃんが予想している通りだと思う。

古川くんはどこかで先生と美咲ちゃんがつきあっていることを知った。

それをネタにして先生を脅して、美咲ちゃんと別れるように迫ったんだわ」

千秋ちゃんは手元にあるボイスレコーダーをギュッと握りしめた。

古川くんの悪事に怒りを感じているのは一緒のようだ。

「部活の先輩として古川くんの行動は許せない…。

あたし、明日古川くんを説得してくる。

こんなことをやめるようにって、そう注意してくる」

「千秋ちゃん」

わたしは千秋ちゃんを見つめた。

「ここは、わたしに任せて」
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