恋をしよう!
「それって、ヤキモチですか?」

美咲が身を乗り出してきた。

「何でそうなるんだよ…」

そう呟いた僕に、
「雅仁さんに束縛されるなら大歓迎ですよ」

美咲が言った。

ここまでくると相当なものである。

むしろ、尊敬すらも感じる。

「それじゃあ、僕の命令も聞いてくれるの?」

僕は言った。

「えーっと、内容にも寄りますけれど…」

美咲が呟くように答えた。

「じゃあ…」

僕は美咲のうなじへと手を伸ばすと、シュルリとビキニのひもを解いた。

「きゃっ…!」

ひもを解いたことによって落ちそうになったビキニを美咲は手で隠すように押さえた。
< 386 / 438 >

この作品をシェア

pagetop