恋をしよう!
なるほど、それで全てが一致した。

「それで今回の旅行で今後のことをどうするか話しあいをしてこいって言われちゃって…」

いとこのヤツ、ずいぶんと発破をかけてきやがったな…。

美咲の花嫁姿が見たいからと言うヤツなのだろうか?

「美咲としては、いつ僕と結婚をしたいと考えているんだ?」

そう聞いた僕に、
「そうですね…。

早ければ、わたしが20歳になった時とか」

美咲は答えた。

「学生結婚もありかな、なんて…」

美咲はそう言って、アハハと笑った。

「20歳か…」

僕は呟いた。

「雅仁さんが大学を卒業してからと言うならば、もちろん待ちま…」

「いいんじゃないのか?」

美咲の話をさえぎるように、僕は言った。
< 425 / 438 >

この作品をシェア

pagetop