ただ一言が
「!?熱でもある!?今日なんでそんな素直なの!?あーもう可愛すぎるから勘弁して。」
赤くなった顔を隠すかのように私はまたぎゅっとされた。
私は全部言ってしまおう、と思って話始めた。
「私、普段素直じゃないからあんま好きとか言えないけどしょうちゃんのこと大好きだよ。いっぱいぎゅーってしたいしされたい。」
話ながらも、恥ずかしくて逃げ出したくなる。
でもまだ言わなきゃ、と自分に言い聞かせる。
「最近ずっと言ってくれなくて不安だったから、今日こそは好きって言ってもらおうと思ってた。」
「…ごめん、本当は、逆に甘えたいの気づいてた。でもちょっと拗ねたような顔してるまこが可愛くてさ。意地悪してた。」